Corporate MISSION
私たち紫明半導体は常に確信の技術を生み出してきた京都で、より高輝度で高演色性の白色照明を追及し最先端レベルの技術力をもって取り組んでおります。
次世代を見据えた研究開発体制強化の一環として、このたびLED蛍光体/LED製品の世界的メーカ Intematix社との販売提携のもと幅広い白色LED製品ラインアップを実現しました。これからの社会的課題の中でも環境問題を最重要と位置づけ、お客様の多方面でのニーズに応えるべく環境配慮型製品ラインアップを強化しました。
半導体社会を取り巻く急激な社会変動に迅速に対応すべく日々イノベーション実現の進化を努力してまいります。
Intematix社について
シリコンバレーに本社を置く、電子材料の開発・製造メーカであり、中でも特に蛍光体に関する技術に優れ市場を牽引する企業である。
この蛍光材料の技術力を生かし、LED用蛍光体開発に成功,特許を取得している。
COLUMN
第2回 白色LEDの種類
前回,白色LEDは青色LED+黄色蛍光体から放出される光と説明したが,それだけではない.この回は,白色LEDの種類について解説する.
人間の目で白と認識できるのは,光の3原色を適当な割合で混色すればよい.この原理原則から,LEDで白色を得るには,以下の方法が考えられている.
- 青色LED+緑色LED+赤色LED
- UV-LED(紫外線発光ダイオード)+青色蛍光体+緑色蛍光体+赤色蛍光体
- 青色LED+緑色蛍光体+赤色蛍光体
- 青色LED+黄色蛍光体+オレンジ蛍光体
- 青色LED+黄色蛍光体
他にも検討されているが,代表的なものだけあげた.
3原色の混色で白となるのであるから,1が最適である.しかし,現実には5が一般的に普及している.その理由はおおよそ次の通りである.
1.3つのLEDが平面状に配置されるため,ある程度の距離・角度を必要とする.また,3色の発光輝度の調整が容易でない.
2.UV-LEDの出力不足・赤色蛍光体が最適なものがないため,白色の輝度が少ない
3.青色で励起する赤色蛍光体の輝度が不足している.
これら理由のため,5の青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせを用いた手法が一般化している.上で説明したように,人間の目が白色と感じるのは赤+緑+青である.そのため,5の手法で得られた白は,人間の目をだました白である.この白は,赤色の成分を含んでいないために,赤色をうまく再現できない.前回,白色LEDの違和感を問うたがこの赤みがないためである.肌を照らした場合,血色がなく,青白く見えるため違和を感じるだろう.(人間が色を感じるとき,光の反射でそれを認識する.たとえば,赤色のものは赤い色の光を一番良く反射する.照らす光に対象物の持つ色の成分がないと色の再現性に欠ける.) この問題を解決するために,4のオレンジ色蛍光体を配合したタイプも考案された.
近年,青色LEDの輝度向上が著しく,5タイプの白色LEDの効率も向上してきた.その反面,演色性に少し難があるので,これに注目されつつある.弊社の取り扱うLEDは,蛍光体の開発メーカでありその技術力を誇る蛍光体を使用しているため,演色性の高い白色LEDが強みである.
Columnist
山本 裕史
紫明半導体株式会社 取締役 兼 CTO
略歴
徳島大学にて結晶成長やその評価技術について学んだ。博士後期課程在学中に同大学発ベンチャー企業に入社(2003年)、紫外線LEDの開発に携わる。
2005年、紫明半導体の創業に係わる。以後、次世代照明に向けたLED光源の開発・実現に日々明け暮れる。